Dry & Wet 〜Home cleaning ver.〜


【verse.1

洗濯したTeeシャツを乾燥機にかける。

アップした音源の感想を気にかける。

だんだん寂しくなって多少死にかける。

もう大丈夫。これでまた感情を詩に書ける。

 

乾燥したTeeシャツを乱暴気味に投げる。

なぁこれ効果あんの?タンスのシリカゲル。

取り巻いてる環境を何通りに分けるかは

センスが問われる。

ああご覧。南東に虹が出る。

 

 

見違える様に快適な生活。

麦茶はパック水出しだし買ってきた洗濯機。

選択肢は減ったけど最適化してるだけ。

ぶうんぶうんと鳴る携帯。

返ってきた連絡。

 

乾燥したTeeシャツに早速着替える。

3+1コーヒーちゃんと繰り返す。

つってもそういやまだ朝も昼も食ってない。

今朝の予報通り雨はまだ降りっぱなし。

 

hook

濡れては揺れていて

乾いては止まっていて

大抵 は両方で

往復を繰り返す。

Dry & Wet

la la la la

Dry & Wet

la la la la

 

【verse.2】

どっちでもI don't mind. I don't care.

行ったり来たり遊泳してんのが自然じゃない?

視線の方向もトライアングルで

ああ今は匂いの浮かぶ彼女の置いてったドライヤーの上。

 

相当量コーヒーを飲んで

お香とmusic cigaretteで”ここ”に火をつけたら

薄曇りの狭い2K

この風景大好きで世界中継してぇとか思うんだ。

 

足りないもの

やりたいこと

すぐ曖昧模糊にして

奪いたい程

会いたい子を想い

毎回反故にしていた約束達

増える前に回収して

”表現”とはまるでフェルマーの最終定理。

 

消耗する完全否定の不毛の証明より

ふわふわのフェイクファーと羽毛の布団で

人間ってなんて馬鹿で愛おしいんだろうって

笑う。

 

hook

濡れては揺れていて

乾いては止まっていて

大抵 は両方で

往復を繰り返す。

Dry & Wet

la la la la

Dry & Wet

la la la la