解説②『Dhalsim』
曲としては1発目ですね。
タイトルは『ダルシム』
やっぱりどこか前作(空廻1st『I wanna say No doubt』)との比較というか、共通項というのはどうしても作りたかったっていうのもありますし、あともうご存知の方も多いと思いますが、ストリートファイターというゲームが大好きなんですよね。ホンットに好き。
ちなみに前回が『ガイル』。
・溜めキャラ。
・回転系の必殺技。
・他のキャラクターと比較して技が少ない(今はそうでもない)。
などなどの要素を空廻と重ねて曲にしたんですが、
今回の“ダルシム”というキャラクターの特徴は、
・ヨガの達人。
・手足が伸びる。
・口から炎を吐く。
・テレポートする。
・本来戦いは好まない。
・スキンヘッド。(空廻はボウズです。)
などの要素を空廻と重ねて曲にしています。
この曲で注目してほしいところは、
これもわかってる人はわかっていると思うんですけど、イントロにこのトラックの本当の提供者の名前をspitしてるっていうとこと…(笑)
空廻はハードライマーだぜ、ってとこと、
あと垣間見せる“矛盾”点ですね。
最初の2つはまぁいいとして、最後の“矛盾”という要素は僕の作品全てといっても過言ではないんですけど、意図的に絡ませていきます。
僕は今回のアルバムを、本気で“現代版『ツァラトゥストラはかく語りき』を作ろう”というつもりで取り組みました。
内容的には全く違うんですが、でも本気でそう思って作りました。
『ツァラトゥストラはかく語りき』の中で作者のニーチェは“神は死んだ”という有名な一節を残していますが、
この作品のタイトルになっているダルシムはむしろ信仰心が高く、神様を強く信じています。
まぁ、“アートマン”という表現でもわかるように、“梵我一如”、つまり神様も僕達人間も同じ宇宙で、同一だよ、というのが結局のところ答えなんですけど、そういう思い込みみたいなものもニーチェはアンチですしね(笑)
僕もやっているんですが、ヨガっていいんですよね。
呼吸を意識して、これから僕が案内する“地獄で笑え”という世界への旅にテレポートする為の準備体操、ストレッチをする。
ダルシムはめっちゃ強いんですよ。心身ともに。
僕達もいつかダルシムのように強くなれるように、リラックスしながらも清く、平和を望みながらも強く闘っていく気持ちになってもらえたらと思います。
“闘う?”ここに引っかかった方も今いたはずです。
わかってます。でもこれは始まり。
またこの曲に帰ってくる為の始まりです。
もし興味を持たれた方は『ツァラトゥストラはかく語りき』と『ストリ-トファイター5』を是非。
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【verse.1】
始まる作詞。
生み出す倦厭したrap scene
とは完全に一線を画し
のびのび楽しむlikeダルシム
心にRAP神。
レペゼンS.B.Production
私を細かくしchopし成形する作品集。
眉間にギャラクシー。
どんどんシンプルかつシャープに。
混沌で光るmyジャスティス。
また新たなrhymeが着信中。
hey I am 変幻自在のアートマン。
君の世界を永遠に変えるパートナー。
a yo
限界を知らずめいっぱいに壮大な天に腕を伸ばす。
禅問答で産まれた精神宇宙がstageの天文ショーだ。
正攻法じゃ勝てないんだったらもういっそ洗脳しようか。
てウソ。冗談。迷走中。all ok。絶好調さ。
丸めた頭。
絡まる身体解くアーサナ。
カラだと思ったらド真ん中
からもうビンビン出るパワーが
hey常に躊躇なく流動的な精神size up
また熱い情熱がflowとして吐きゃファイヤー。
夜が夜が夜が明けるよ。
今日も溶岩のような太陽が“よう頑張ってんな”と言えば。
そんな太陽にあんまり嫌われないようにと
対応はせず解放してくイメージと偉大なる大腰筋。
【hook】
夜が明ける前にステキな世界へとテレポーテーション。
怖くないぜ。行こう一緒に。さぁ
【verse.2】
extend extend 伸ばしていけよ extend
excellent excellent 掴みにいこうぜ a yo
開かずの箱またぶっ壊す
ツァラトゥストラ。バカ息子さ。
また言うのさみんな“空廻まだ踏むのか”って
rhyme in groove.
世界はまだ悪法も法なり。
ハッパなくとも超high だけど遊ぼうよ兄弟。alright?
毎回違う感じのflowと独特の韻。
まるでゴムゴムの実。
みたいにすごくよく伸びるのさ。
woo 深さ増してく呼吸。
また宇宙とコネクト中。
ah ah
【hook】
夜が明ける前にステキな世界へとテレポーテーション。
怖くないぜ。行こう一緒に。さぁ。
用がないなら俺はいくよ。つーかもういいっしょ。
さぁのびのびしようぜ。ah
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何度目かのテレポートの先、きっとあなたは、僕達は、最初と違う場所のドアを開けているはず。