『B-Boy Blue Skin』解説
この曲は未来の話。
VRが当たり前のように普及をして、ネット世界が本当に市民権を持って、
表面的には秩序も保たれて、ある側面ではユートピア。
でも汚いものは排除され、潔癖になってしまい、デストピア的側面もある世界。
表面上は道徳的で素晴らしいわけですよ。
お酒で暴れるなんて野蛮だからしない。
お互いの時間や気持ちに踏み込まないように、恋や性欲は基本VR内のアバターで、個人の趣向にカスタマイズされた最高の快感を味わえる機械があって、VR内で子供もできる。
間接的に受け取った精子と卵子で出産もできる。
人のあらゆる差別的発言や、罵詈雑言をSNSなどに投稿しようものなら、即懲罰。
夜は外出禁止。監視用ドローンが飛び回る。
わざわざリスクをとらなくても、簡単に室内で安易に、だれの迷惑もかけず、かけられず快感が味わえる。
ならば、みんなそっちを選びますよね。
そうやっていつのまにかコントロールされて、管理されている。
これはそんなに遠い未来であったり、違う世界の話ではないと思うんです。
悪い話じゃない気もしますよね。
“誰にも迷惑もかけないし、かけられない世界”
干渉がない世界。
結論から言うと僕は“迷惑をかけるのはお互い様だし、それが自然じゃね?”というのが持論です。
誰かに管理される社会は誰かに生かされ、誰かに殺される社会。
幸福を得る最短で簡単な方法は“思考停止”。
何も考えなければ幸せでいられる訳です。
それは“地獄で笑っている”ことにならない。
正解はわかりませんが、僕は僕の思う“人間らしさ”の中で生きたい。
ここでLyricを。
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【verse.1】
深夜25時しつこい監視用のドローン
から抜けマンションに感情をdrawして
逃げながら僕は何が正解か 螺旋階段 のループから抜け出せずいたんだ。
嗚呼“せめて人間でいたいのさ。”
そう描いた。見つかれば逮捕さ。
目付けられてる夜に遊ぶにも。
もう最早snsはパノプティコンだ。
hey
まぁそんなギャンブルはなしでもお部屋でVRが効率的で刺激的。
超理想の女子のポリゴンビッチを脳みそ
の中でワーイ\(^o^)/のがお利口で潔癖。
そんなのヤダね。汗かけ!wah!
この身体でDance and Sex!wah!
先輩に行けよと小突かれてステージ
上がった結果
I gotta get gown. baby.
【hook】
ah なんて野蛮で非効率なパーティーナイト。
そんな過度にカロリー使って本当バカみたいって君は言うけど
胸には古着屋で見たQ.W.A.I.S.
カッコイイだろ?
じゃあ今日は楽しもっか!
break
【verse.2】
Just bad boys be reborn b-boys.
ビンビン出てくるオピオイド。リビドーに酔う。
日々虜。今更CD蔓延る。
“F**k Babylon”
でも生きろ。
Baby, Don't be bomb。
今じゃ常識はピピポピポと君の理想
コンピュータに打ち込み放題。
だけど気を付けろreal f**kin trollは
君をコントロールしたいんだ。それはドラッグだ。
学校じゃマドンナだったあのコも
仮想社会に浸ってもうガリガリだもんな。
俺の身体はまぁ確かにいつかガタが来るが
だかしかし超coolだ。
羽根の生えたようなstepで あーいえー!
春の嵐のようなspinして あーいえー!
超イケてんのさ。I'm b-boy blue skin。
空気切り裂いたウィンドミル。
【hook】
ah なんて不合理で不思議なパーティーナイト。
そんな遊びにムキになって本当にバカみたいって君は言うけど
hey
胸にはほらありのまま夢を描いて。
カッコいいだろ?
じゃあ今日は楽しもうか!
break
【outro】
逃げ出そう逃げ出そう!ほら
逃げ出そう逃げ出そう!君もおいで
break
生み出そう生み出そう!ほら
生み出そう生み出そう!君もおいで
no more control
you must see real troll。
I spit no more control
気付けよホントのtroll。
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Hookの“QWAIS”というのは、僕が所属しているDance、いやStreet Crewで、
Crewはほぼ全員DanceできるしRapできる。DJもいるしデザイナーもいて、
QWAISのTeeシャツとかその他clothingもいっぱいあるので、
欲しい方はオリジナルカスタマイズも可能なので連絡ください(笑)
完全受注生産です。
ちなみにタイトルの『B-Boy Blue Skin』は、僕の中の主人公のイメージが、
ストリートファイターⅢの“ネクロ”という人造人間がモデルだったからです。
(このネクロが10代半ばだったらくらいのイメージ)
手が伸びて電気が出て顔も人造人間感がどうしても出てるんですが、
彼も“本当の人間として自由”を求めて組織から逃げ出しているという設定です。
あと“スラムダンス”という技もあってDancerのイメージがあったので。
あと、この曲には僕の予想というか、予言が入ってます。
世界がハードからソフトに移行されてきたけど、これからは間違いなくソフトからハードに移行する。
理由はソフトでしかできなかったことがハードで表現できるほどに技術が進む、ということもあるだろうけど、
僕たちはいつか知恵をつけてハードの価値を再獲得する。
これは懐古的なベクトルではないということ。
僕たちは裸から服を得て、肉体を捨て、また服を着る。本当の精神と肉体の上に。
普段はパーティーチューン的にLiveで歌ってる曲だけど、
結構いろいろなもの込めてたから書けてよかった(笑)。
是非それらを含めて(ま、含めなくてもいいんだけど)、改めて聴いてもらいたいです。