『地獄で笑え』解説⑳

『Dry & Wet』解説

地獄で笑う為の答えその1。

 

って感じの曲です。

 

この曲、自分の中でも相当好きな曲の1つです。

 

もうこの曲が僕の音楽活動で伝えたいことのほとんど言っちゃってるんじゃないか、というくらい(笑)

 

まぁとにかく答えその1。

 

「人間は中途半端でよろしい」

 

人間なんてどうしたって水分が60%以上な訳ですよ。

 

水分60%ってことはもう毎日おしっこしたり汗かいたりしてんだから、同じ自分でいることなんて1日もないじゃん!

 

純粋とはなにか、と考える。

ありのままとはなにか、自然とはなにか、を考える。

 

人間は“Dry & Wet”で構成されていて、もともと中途半端なんです。

 

悟りを開いて、すべてに対して俯瞰で見ることができるようなドライ100%な人って人間味があるのか?

なんにでも感動したり、なんにでも興奮して、やたらと涙ジャバジャバ流したり、いろんな液体を欲に任せてドバドバ出すような、単純で心が綺麗でバカで愚かなものが人間のあるべき姿なのか?

 

どっちでもないじゃん!!!!!

 

そしてどっちもじゃん!!!!!!!!!!!!!!

 

それでいいんですよ!!!

 

「こうならなくてはいけない」と自分を律することはとても素晴らしいし大切なこと。

でもそれは少し違和感や無理が生じることがある。

そんな時、水分が半分くらい占めて構成されている自分も受け入れること。

善悪持っていて、強さも弱さも両方持っているのが人間なんです。

 

だから自分が弱いと思っている人も信じてほしい。

もう半分は必ず自分の中にも強さがあるということ。

 

そしてこの世界もそう。

Dry側の人間、Wet側の人間。

どちらもいなくてはならない。

どちらかではなく、そのどちらもで、この世界は、そして地球は存在しているのだから。

 

ただし、僕達はWetからDryに向かって生きているということは間違いない。

いつかカラカラの死体になる。

 

僕たちは「答え」や「ゴール」という完全なDryを求めて、そこに向かって歩いている。

それも間違いない。

 

でもやはり、生き生きしている時は、乾きと潤いを繰り返して、その生の喜びを感じている時じゃないか。

つまり人間が一番美しく、生き生きとありのままでいる状態は実は「中途半端」な状態なわけですよ。

 

僕は生涯を通じてこれを伝えていきたい!!!

中途半端であることは美しい!

いつか僕たちはカラカラに乾いてしまうけど、

そこまでにもがき、気付き、答えを得て、また新たな「未完成」、「始まり」という潤いを得て、循環を繰り返し歩み続ける。

 

 

C'est la vie!!!!!!!!!!!!!!!!

 

 

生きているとは「中途半端」だ!

往復を繰り返す自分を理解して、

この世界を理解していく。

細胞と、人間と、地球は、

同じようにDry & Wet

これがひとつの真理。

 

 

『Dry & Wet』

 

洗濯したTeeシャツを乾燥機にかける。

かました昨日のライブの感想を気にかける。

だんだん寂しくなって多少死にかける。

もう大丈夫これでまた感情を詩に書ける。

 

乾燥したTeeシャツを乱暴気味に投げる。

なぁこれ効果あんの?タンスのシリカゲル。

取り巻いてる環境を何通りに分けるかは

センスが問われる。嗚呼ご覧。南東に虹が出る。

 

みちがえる様に部屋は整理整頓。

さっきまでのBADはゴミのせいにしていこう。

正論より音色 流してくれよステレオ。

明瞭なグレイゾーン。揺れている映像。

 

乾燥したTeeシャツに早速着替える。

3食+1コーヒーちゃんと繰り返す。

つってもそういやまだ 朝も昼も食ってない。

今朝の予報の 雨はまだ降ってない。

 

【hook】

“濡れて”は揺れていて

“乾いて”は止まっていて

大抵 は両方で

往復を繰り返す。

Dry & Wet

la la la la

Dry & Wet

la la la la

 

 

どっちでもI don't mind.I don't care.

行ったり来たり遊泳してんのが自然じゃない?

視線の方向もトライアングルで

ah今は匂いの浮かぶ彼女の置いてったドライヤーの上。

 

相当量コーヒーを飲んで

お香とmusic cigaretteでここに火をつけたら

薄曇りの狭い2K。

この風景大好きで世界中継してぇとか思うんだ。

 

曖昧なLIFE。たいがい笑い

My song's color is 橙や灰。

夕方前ようやくご飯。カレーよそう。

毎日は難解なポアンカレ予想。

 

途方もない探求の情熱が

大汗と飽和した涙を産み完走まで連れていく。

まだ僕は生乾きのままでいたい。

空回っていたいんだ。

 

【hook】

“濡れて”は揺れていて

“乾いて”は止まっていて

大抵 は両方で

往復を繰り返す。

Dry & Wet

la la la la

Dry & Wet

la la la la